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天然素材にこだわった「和紙100%ネクタイ」
- ㈱キュアグループの「和紙繊維(CURETEX®)」を使用。これはニオイを吸着すると言われているもので、生分解性のある素材です。この素材で作った生地に果汁をしぼった後のブルーベリー(軽井沢近郊でとれたもの)と種子を搾油して得られる「えごま」(岐阜県飛騨地方で栽培したもの)の油の残渣から染料を作り、染色しました。
芯地やネクタイの裏にあるループにも和紙素材を使用し、天然素材にこだわった「和紙100%ネクタイ」です。 -
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なぜネクタイなのか?なぜ和紙なのか?
- 企画商品がネクタイに決まった流れについて、文化学園大学の学生による2つの考えがありました。 1つ目は、文化学園大学として取り組むなら「ファッションとして使えるものがいいよね」という声が複数の学生からあがりました。2つ目は、ただ商品を作るのではなく、社会的意義のあるメッセージ性のある商品、これからの時代に必要とされる商品にしたいという考えです。
そこで学生たちは、もともと文化学園大学のファッション社会学科と関係のあった消臭効果や生分解性の高い和紙を開発されている㈱キュアグループと沢山のお客様の声や数多くの取引先を擁する同じ新宿地域にある髙島屋新宿店に協力してもらうことを考え、髙島屋もご協力をさせていただくことになりました。ゼミナールの中で、学生たちが4つのグループに分かれて企画検討したものをプレゼンテーションし、最終的に選抜されたものがネクタイでした。
ニオイを吸着すると言われている和紙繊維(CURETEX®)の消臭効果を推すために、汗の出どころである首周りに着目し、最初はつけ襟だったり、リボンなどのアイデアが出ました。そこからさらに議論を重ねた結果、シーンや性別を選ばない新しいネクタイを提案するというコンセプトに辿り着いたのです。
昨今クールビズによるスーツのカジュアル化、ネクタイがファッションアイテムとして取り入れられることなど、ただの商品で終わらずに、新たな価値観を生み出せるネクタイ企画に学生たちが挑戦しました。 -
商品企画プレゼンテーションの様子
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学生インタビュー:商品企画で大変だったこと
- 自分たち1人ひとりアイデアの提案やそれをチームで伝えるコミュニケーションが難しいと感じました。また、現実的な制約と自身のビジョンとの調和を見つけることも難しい課題でした。
具体的には、限られた時間の中で細部にこだわりながら素材やカラーを選び出す作業は大変でした。それでもチーム全員で意見を出し合いながら進めることができ、㈱キュアグループや㈱髙島屋の協力と支援を得ながら、社会に共感いただけるネクタイができたと感じています。
製品開発の段階では、和紙とネクタイの組み合わせについて何度もミーティングを行い、企画の方向性を見出しました。商品タグや染色のアイデアがいくつも浮かびましたが、慣れないコスト制約との戦いがありました。
前に進まないこともあり、メンバーのモチベーションを維持することが大変でしたが、それでもどんな小さなことでも共有・報告し合い、購入いただけるお客様の笑顔を想像しながら、私たちの想いを精一杯込めて困難を克服してきました。
最終的には、私たちの情熱とアイデアが込められた素晴らしいネクタイが完成したと感じています。1人でも多くの方に手に取っていただけると嬉しいです。 -
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カジュアルな服装にもおすすめ!
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カジュアルコーディネート提案(その①)
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カジュアルコーディネート提案(その②)
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もちろん、ジャケットスタイルにもおすすめ!
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【ご参考】学生提案 コーディネート画像集
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